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診療科・部門案内
栄養科
業務内容・特色
当院の病院給食は、熊本産の新鮮な野菜・果物を中心に使用しています。「産地・鮮度にこだわる」ことは安心・安全な 食事を提供するため大切なことである、と私たちは考えています。メニューは既製品をほとんど使用しておらず、これらの新鮮な野菜を使った「手作り」にこだわった給食を提供しています。 当院では月に1回、行事食として旬の食材を使った松花堂弁当をお出ししています。ご入院の患者さんに季節を感じて頂けるよう旬の食材を取り入れお作りしています。
シェフの日メニュー
月に1~2回、フレンチシェフによるシェフの日メニューをお出ししています。 フレンチシェフが、メニューを考案し病院食の制限内ではありますが、本格的なフレンチをお出ししています。
栄養サポート活動(NST、採血時指導)
NSTとは、Nutritiom(栄養)Support(サポート)Team(チーム)の頭文字を取ったものです。医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、管理栄養士で構成され、週に1度入院患者さんの回診、月に1度の症例検討会を行なっています。 患者さんの病状・栄養状態に応じた最適な栄養管理をチーム全員で検討・計画し、実行しています。 また、入院患者さんだけでなく外来の透析患者さんは、月に2回の定期採血を基に日常摂取されている食事内容が適切であるか指導を行なっています。リンやカリウムの多い食事に 偏っていないか等をタイムリーにご説明いたします。
スタッフ紹介
<管理栄養士の業務内容>
管理栄養士の業務は、①給食管理②栄養管理業務に分かれます。当院には管理栄養士が3名在籍しており、主な業務内容はNST活動、入退院支援、入院及び外来の患者さんへの栄養指導、 献立作成等です。また厨房業務にも携わっており、調理や盛りつけなどにも参加しています。
患者さんの栄養状態が改善した時です。食事摂取量が少ない方や、患者さんの栄養状態を週に1回チェックしています。食欲がない方には聞き取りをし、対策を考えます。その結果、栄養状態が改善し摂取量が増えた時はとても嬉しいです。また、透析患者さんには採血結果で異常値があった際に栄養指導を行なっていますが、次の結果で数値が改善されていたときにはとてもやりがいを感じます。
当院は直営給食である為、管理栄養士が厨房業務から栄養管理まで幅広い業務を行なっています。
厨房業務に携わることで、調理に関する知識と技術が身につけることができ、栄養指導に活きています。また、NST専門療法士など様々な資格を持たれた先輩方に指導して頂き、栄養指導の技術アップを目指しています。
当院ならではの仕組みが管理栄養士のスキル向上にとてもいい環境となっています!
<調理師の業務内容>
入院患者さん・外来透析患者さんに提供する給食の調理・配膳を行なっています。当院の給食は国産・地産地消にこだわり、基本的に加工食品を使わず手作りを心がけております。
入院中の患者さんには月に一度の「行事食の日」があり、季節や行事を感じられる食事を提供しています。 また、フレンチシェフや和食の料理長が在籍しており、プロの調理指導を受けながら調理技術の向上に日々努めています。
入院患者さんが治療を終え退院されるとき、「入院中、給食が毎日の楽しみでした。美味しい給食をありがとうございました。」と手紙を頂くことがあります。頂いたお手紙は厨房内に掲示し、スタッフみんなで目を通し、この仕事のやりがいを共有しています。 また、当院には長年ホテル料理長を経験したフレンチシェフが顧問として在籍しており、高度な技術を学ぶことができます。 栄養管理がなされている病院食を調理することとはまた違った経験ができ、充実した日々を送っています。
私たち調理師は直接患者さんの治療に携わることはできませんが、給食を通して患者さんに笑顔になって頂き、入院中の楽しみを提供できる唯一の仕事だと思います。
当院は顧問のシェフから専門的な技術を学べ、多くの貴重な経験ができるところです。また、若いスタッフが多く、切磋琢磨しながらも和気あいあいとした雰囲気が魅力です。