泌尿器科
「尿の出が悪い」「尿が近い」「排尿する時に痛い」「下腹部が痛む」「尿に血が混じる、尿が濁っている」など排尿に関することはまず泌尿器科を受診してください。下半身の病気で受診するのが怖いと思う方が多いと思いますが、一度受診して尿の検査を行なってみましょう。尿から分かることが沢山あり、必要があれば他の医療機関に紹介させて頂きます。
医師紹介
症状と疾患
泌尿器の病気は、腎臓で作られた尿が流れていく上で通過する臓器-尿管、膀胱、尿道、(男性なら前立腺や陰のう)に発生するものが多く、下腹部の痛みや尿の異常として見つかることが多いのです。
例えば疾患を挙げてみますと、腎臓癌・腎盂腎炎・膀胱癌・膀胱炎・前立腺肥大症・前立腺炎・前立腺癌・腎結石・尿管結石・膀胱結石・過活動膀胱など多くの疾患があります。泌尿器科は男性が多く受診するイメージがありますが、女性の方の尿失禁の治療も行なっています。その為高齢者の方から、包皮炎・夜尿症の幼児・乳児など、男女を問わず幅広い年齢の方が対象となります。
また、膀胱炎や結石など繰り返し発症するものもあります。定期的に受診する必要がある場合もございますので是非ご相談ください。
当病院の泌尿器科の特色
- 前立腺肥大症では出血の少ないレーザー手術を行なっています。経尿道的前立腺レーザー核出術(HoLEP)を南九州で最初に開始し、2012年1月より経尿道的レーザー前立腺蒸散術(PVP)も開始し、その後、よりレーザーエネルギーが大きいCVP(接触型レーザー蒸散術)を行なっています。CVPは開始してから2019年5月現在、60例以上の実績を上げております。
詳しくはこちらから
- 尿路結石の治療、体外衝撃波結石破砕装置(熊本県下第1号設置)を2台設置しており、全国でも有数の症例数を誇っております。
また、軟性尿管鏡ファイバーを用いたレーザー結石破砕術(f-TUL)や従来からの経皮的腎砕石術(PNL)など、色々な治療方法で症例にあった選択が可能となっております。
詳しくはこちらから
- 女性泌尿器疾患の診療では、40歳以上の3〜4人に1人が悩んでいる尿失禁に対して、当院は1990年代より尿失禁手術に取り組んでいます。腹圧性尿失禁には安全性の高い手術でもあるTOT手術を行うほか、難治性の切迫性尿失禁には2018年に仙骨神経刺激療法(SNM)を導入、2020年にボツリヌス療法を開始するなど手術オプションも揃っています。
泌尿器科と婦人科の境界領域である骨盤臓器脱の治療にも早くから取り組み、メッシュ治療は腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)と経腟メッシュ手術(TVM)を行い、それに加え非メッシュ手術(NTR)も組み合わせて施行しています。
詳しくはこちらから
詳しくはこちらから
- CT(マルチスライス16列)、超音波、各種泌尿器科の特殊検査をおこなっており、治療の指針に役立てております。
<予約制の検査もありますので、事前にお電話でご確認ください>
- 血液検査、PSA(前立腺腫瘍マーカー)は当日中に検査結果が分かり、結果を受けての治療・精密検査を決定しております。
[項目によっては当日結果が出ない検査もございます。]