ご案内
診療科・部門案内
放射線科
業務内容・施設基準・特色
放射線科は、16列CT・一般撮影・骨密度測定・超音波検査を主体に撮影業務を行なっています。
泌尿器領域を中心として検査をしますが、検査領域は頭部から下肢まで幅広く行なっています。
一般撮影には、FPDを導入し被ばく線量低減に心がけています。また、CT検査についても、撮影パラメータを定期的に見直し、CTDI・DLPを可能な限り少なくするよう行なっており、適正な放射線利用に努めています。
泌尿器科特有の撮影技術を駆使し、より質の高い医療技術の提供を行ない、患者さんが安心して検査を受けて頂けるよう取り組んでおります。
CT検査
CTとは、コンピューター断層撮影法(Computed Tomography)の略でX線を照射し、360°方向から情報を収集します。
その情報をコンピューターで処理することにより、様々な角度の画像や3D画像を作成することができます。
CT検査は身体の内部を詳しく知る必要がある場合に行なわれます。
撮影部位によっては息止めを行なう必要があり、腹部は約13秒、胸部から腹部までは約20秒の息止めとなります。
検査時間は造影剤を使用しない単純CT検査で約10分、造影剤を用いた造影CT検査は約45分の時間が必要になります。
CT検査での症例について紹介します。
・尿管結石
単純CT撮影の輪切り画像(axial)と横断画像(coronal)です。
エコーや一般撮影ではわかりにくい結石等もCT検査では描出することが可能です。
・腎細胞癌
これは造影剤を用いた検査であり、造影剤を注入して経時的に撮影を行ないます。
矢印で指している部分が腎臓の腫瘍性病変です。
・膀胱腫瘍
これも造影剤を用いた検査であり、膀胱の一部に腫瘍性病変が認められます。
骨密度測定(DXA法:dual-energy X-ray absorptiometry)
当院は2017年12月に骨密度測定装置を導入しており、測定対象は最も信憑性の高い腰椎と大腿骨の測定を行なっています。 骨密度の低下は骨粗鬆症にもつながるため、早期発見早期対策が必要になってきます。 骨密度が気になる方は一度受けてみてはいかがでしょうか。
スタッフ紹介
最初に装置の始業点検を行ない、その日の撮影を行なっていきます。
業務内容は主に一般撮影、CT、骨密度測定、超音波となっています。
受診された患者さんの中では検査をすると、泌尿器以外の疾患である場合も多く、泌尿器科領域以外でも異常がないかを意識して業務に取り組んでいます。
患者さんに笑顔で感謝された時が1番嬉しかったです。
主訴や検査データから透析条件を変更し訴えが改善されたときにはやりがいを感じます。
モダリティは少ないですが検査の奥深さを日々感じながら充実した日々を送っています。
放射線科内だけではなく、様々な職種の方ともコミュニケーションが取りやすく、仕事だけではなくプライベートで遊んだりすることもあります。
職場見学からでも良いですので足を運ばれてみてはいかがでしょうか。