当院は泌尿器科、人工透析を専門とする病院です。

熊本泌尿器科病院
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熊本泌尿器科病院広報誌『くまひ』
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尿失禁とは

 主に出産による尿道を支える組織の障害のため、尿道がグラグラの状態となること(尿道過可動)で加腹圧時の尿道の閉鎖が障害され尿失禁が発生しやすくなり、その後加齢により尿がゆるくなり、スカスカ状態になること(内因性括約筋不全症)が相まって失禁が起こっています。比較的若い方は、ほとんど尿道過可動が原因で、高齢になるほど尿道のゆるみ(内因性括約筋不全症)の原因が増えていきます。
また、筋電図検査結果から、加腹圧時の骨盤底筋の反射性収縮の障害も、一部の患者さんでは失禁の一因になっているのではないかと推測しています。40歳以上の女性における尿失禁罹患率は高くなっており、主に対症療法や薬物療法による治療が行なわれていますが、腹圧性尿失禁は、手術による完治が可能です。

尿失禁の治療

腹圧性失禁の治療

 1. 病態把握のための基本検査 

 腹圧性尿失禁は、尿道支持組織の脆弱化による尿道過可動状態と、尿道壁そのもののゆるみによる内因性 括約筋不全症(ISD)に大別されます。 ストレステストで尿道の過可動状態を観察し、尿道内圧測定検査でISDの状態を検査します。 

   2. 治療

 軽度~中等度の場合は、骨盤底筋訓練や薬物療法を行います。 重度の場合は手術を行います。 <骨盤底筋訓練> 指導した上で訓練を行なっていただきますが、ご自身では要領が得にくい方は当院では腟筋電図測定機器”フェミスキャン”という機械を使って訓練します。 バイオフィードバック療法という方法です。

 重度の腹圧性尿失禁の場合、手術を行います。腹圧性尿失禁に対し2002 年から尿道スリング手術であるTVT手術を導入し、2007年からは膀胱損傷や腸管損傷の危険性が少ないTOT手術を行なっています。

切迫性尿失禁の手術

 切迫性尿失禁には主に薬物療法を行います。しかし、コントロールできるのは7割程度で、 難治性の切迫性尿失禁が存在します。 難治性の切迫性尿失禁に対する仙骨神経刺激療法の「仙骨神経刺激装置 埋め込み術」が2017年、本邦においても保険適応となりました。また、2020年よりボツリヌス療法も開始しました。



尿失禁手術(TOT法、TVT法)(ESWL)

 尿道の下から太腿の付け根付近にテープを通す手術がTOT法です。一方、テープを尿道の下から腹部に通すのがTVT法です。当院では両方とも行なっていますが、主にTOTを優先して行なっています。くしゃみやせき等お腹に力が入り、尿道が下降した時に、このテープが尿道を支えることで、尿失禁を防ぎます。
手術後は、尿道に尿を導く管(尿道バルーンカテーテル)を手術翌日まで入れておきます。

SNM(仙骨神経刺激療法)

 排泄に関係する神経に持続的に電気刺激を与え、過活動膀胱や便失禁の症状の改善を図る治療法です。欧米では20年程前から実施されており、日本でも2014年4月から便失禁に対し保険適応となり、2017年9月に尿失禁に対して新たに保険適応となりました。まず、電極を植え込み、体外に装着する機器を用いて1週間電気刺激をおこない、十分な治療効果が得られるかを確認します。効果が認められた場合には、体内植込み型の刺激装置を臀部に植込み治療を継続します。
刺激装置を植込んだ後も患者さんの状態や症状に合わせて、刺激方法や電気刺激出力の設定を患者さん自身が調整することができます。
薬物などが無効な難治性の過活動膀胱・切迫性尿失禁に対して行ないます。

ボツリヌス療法

 薬物治療が無効な難治性過活動膀胱・切迫性尿失禁に対して行なう治療です。当院では2020年6月から開始しています。尿道から膀胱鏡で膀胱内にボツリヌス毒素の薬を直接注射し、膀胱の筋肉を緩め,異常な膀胱の収縮を抑える治療です。尿道から膀胱内に局所麻酔剤を入れるだけで施行可能で、特別な麻酔は必要ありません。一泊入院或いは外来でも治療が可能です。ただ効果の持続期間は約半年程とされ、繰り返しの治療が必要となります。
薬が無効の切迫性尿失禁に対しては、現時点では仙骨神経刺激療法(SNM)とボツリヌス療法の2つしか方法はなく、当院では両方共施行可能です。

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